Transit Time

山崎まさよし Transit Time歌詞
1.パンを焼く

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

君のためにパンを焼く 顔中真っ白になりながら
イースト菌でふくらます 香ばしい愛を育てよう
好きならしょうがない

君のために米を炊く 冷たい水でとぎましょう
かたさ加減は君次第 ふっくら炊きたてを召し上がれ
好きならしょうがない

一人暮らしの部屋 君を招いて
こころゆくまでもてなそう
ちょっと貧しくても つつましく始めよう
君のために 君のために

君のためのスパゲティー オリーブオイルを忘れずに
ホワイトソースで仕上げる テーブルクロスを敷きましょう
好きならしょうがない

一人暮らしの部屋 君を招いて
こころゆくまでもてなそう
ちょっと貧しくても つつましく始めよう
君のために 君のために

君のために蕎麦を打つ 君のために豆を炒る
君のために芋を買う 僕のためにパンを焼く


2.Sleeping Butterfly

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

切れかかった蛍光灯は羽音に似た音がする
さびてしまったコックのせいで水もれが止まらなくて

このかきキズもやまない雨も誰かのせいにしてしまおうか

Sleeping Butterfly at midnight メラトニンじゃききめがない
Sleeping Butterfly at midnight 今はひざをかかえふやけた爪を切る

引出しの日記の中の日付けがわからなくなる
いかれたポエットの様に同じ言葉くりかえして

そのくちびるが そのしつこさが華奢な神経を逆なでする

Sleeping Butterfly at midnight 夜明け前のパラノイア
Sleeping Butterfly at midnight 時が満ちるまで息を潜めている

指のすきまからこぼれていく毎日の中
僕の気付かない場所でひきがねを引く音がひびいてる

このかきキズもやまない雨も誰かのせいにしてしまおうか

Sleeping Butterfly at midnight メラトニンじゃききめがない
Sleeping Butterfly at midnight 夜明け前のパラノイア
Sleeping Butterfly at midnight はばたく日を夢にみる
Sleeping Butterfly at midnight 時が満ちるまで息を潜めている


3.サーカス

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

あちらこちらでなんだか水増しのインフォメーション
まてど暮らせど後がつかえてきてるオートメーション
彼女のストレスリミットふりきってる
俺の言い訳 スタミナ切れてる

意味のわからない頭文字ばかりのレボリューション
どこもかしこもなんだかぎこちないコミュニケーション
うすい履歴書 余白をうめつくして
君は未来を秤にかけてる

あてにならない契約書で
誰もなけなしの夢で愛を請う
あてもなく歩く人の前で
彼もしわがれた声で愛を歌う Oh Every night

育ちざかりの夢を遠ざけてるヘルスメーター
しらけた時間に煮詰まってきているコーヒーメーカー
にわかじこみの理屈をふりかざして
僕は今日もなりゆきにまかす

使い古しのセリフを並べかえてみて
僕は過去をバラ売りしている

あてにならないアベレージで
確信のない毎日を歩いてる
もう早々と街はたそがれてく
君をあさはかな言葉でくどいてる

あてにならない契約書で
誰もなけなしの夢で愛を請う
あてもなく歩く人の前で
彼もしわがれた声で愛を歌う Oh Every night


4.水のない水槽

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

冬が終わる街を雨が静かに濡らす
僕が見てる明かりは溶けそうな窓にゆがむ

サーモスタットは壊れはじめる
魚が瀬に打ち上げられる

閉じれない意識で
しめつける記憶に
何もできないまま 水のない水槽の中にいる

うす暗い部屋の中で僕ら二人ゆれる
しめ忘れたドアが風で少し開く

あばらの浮き上がったきしむ肺を
君の温もりでしめらせたい

ひび割れそうな景色も
乾きすぎた髪も
はがれ落ちそうな過去も 水のない水槽の中で 二人

砂にうもれそうな死んだ瞳を
君の口づけでうるおしたい

ふさがれた想いも
しわがれた言葉も
枯れ落ちそうな花も 水のない水槽の中で

僕らは抱き合ったまま
明日に影をのばす
いつかの海を見てる 水のない水槽の中で


5.心拍数

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

この頃はなんかちょっとどっか冷めている
そうお互い解ったようなそんな顔してる

笑えないバラエティ番組みたいに…

あの頃はもっとずっと一生懸命で
想いの深さを計り合ったよ

最近君の笑顔なんて見ない

心拍数近づけよう このままじゃ悲しいから
狂おしいほど抱きしめ合おう吐息もむせぶほど
しっかりつかまえるよ

噛み合わないことが少し長引くと
僕の知らない君を考えてしまう

どれくらい君のことを知ってる?

重なり合っても探している なんか淋しいから
どうにかなるほど求めていたい
切なさにまかせて
しっかりつかまえるよ

しっかりつかまえるよ


6.Super Suspicion

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

君が何を考えているのか
僕はある程度見当がつく
口もとにぬぐいきれない Suspicion

君にどこまで説明しようか
どんな形でなぐさめてみても
うまく伝えきれない Affection

なれ合いの中で交わす言葉に
つぶやくような痛みを残している
体を重ねてできたシミは
あらわな太陽を気にしだしはじめる

目をそらさないでいて
僕だけを見つめて
ためらわず受け止めて

いくら落ちついたフリしてても
我を忘れるぐらい抱き合っても
指先に表れている Suspicion

賞味期限がすぎた恋は
あの時のウソをあばきはじめる
その過去の影がちらつくのなら
ひとおもいに 引き裂いてかまわないから

目をそらさないでいて
僕だけを見つめて
ためらわず受け止めて

ふいにもてあました愛情は
ずさんな心がゆるせなくなる
それでもまだ気がすまないのなら
今すぐ手にとって見せてやるから
目をそむけないでいて
僕だけを見つめて
ためらわず受け止めて
目をそらさないでいて


7.ふたりでPARISに行こう

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

カンカンアパートに挟まれた細い路地に
どこかの家の子供の泣き声が響いてる
夕刊配達の自転車の軋む音に
どこか遠い国の夕暮れを重ねてる

ふたりでPARISに行こう 恋人になろう
ふたりでPARISに行こう 恋人になろう

昨夜は安酒とモノクロのヌーベルバーグ
いつか君が夢中で話してたニヒルなアクター
冗談もシャレも通じないような むなしい日々
まったくこんなとこは いい加減うんざりさ

ふたりでPARISに行こう 恋人になろう
ふたりでPARISに行こう 恋人になろう

伝説の飛行機に街の灯が翻る
リンドバーグの夢を追いかけながら
口づけをしよう

週末はブルゴーニュ ノエルはシャンゼリゼ
セーヌの流れよりもゆるやかな時
手にしてみたくて

ふたりでPARISに行こう 恋人になろう
ふたりでPARISに行こう 恋人になろう


8.夏のモノローグ

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

日が傾いて街灯達が 黄昏に気がつく
ためらうように家路につく まばらな影
あの踏切を横切る風が 君を思い出させる
急行列車が駆け抜けて 途切れてく甘い記憶

望んだことのどれだけを 夏の終わりに置いてきたんだろう
きっと君は涙隠してた
いつかのモノローグが 波に漂ってる

ビルの姿が夜にまぎれて 浮かび上がる窓に
何気なく過ごしたあの日々を ガラにもなく映している

サヨナラも言えないままで 時の流れに身を任せている
僕はまだ言葉捜してる
夏のモノクロームに

西の空の夜間飛行 星を結んでく
遠くで待つ人の願いを 一つずつ数えるように

影をのばした夕暮れに 僕らは何処を見つめたんだろう
越えられなかった道がある
かけがえのない時の中 大切なこと言いそびれている
無くして気付く想いがある

いつかのモノローグが 波に漂ってる
君へのモノローグが


9.区役所

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

静かな午後に日陰の雪が残ってる
今朝見た夢に懐かしさを感じている

たまにしか通らない道 うろ覚えの曲がり角
区役所までつづいてる

川沿いに出て走る人と擦れ違う
駅の手前で誰かを待ってる人がいる

君が僕にくれたもの 僕がしてあげられたこと
手の平を見つめてる

どこかに消えてしまう雲みたいに上手に
悲しみは消せないけど

南の風に早咲きの花ゆれている
帰りの道で子をあやす母親を見る

たゆまない時の中で 変わらない優しさを
手がかりに歩いてる

まだ少し気が早い空の下を


10.晴れた日と月曜日は

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

新しいブーツはまだなじまなくて 慣れるまで二、三日かかりそう
未来をもてあましたこの街には 昼下がりのデモが通りすぎる

今朝のすさんだニュースのせいか あまり食欲が無いみたい
どこにもやり場のない悲しみを考えても 明日には忘れてしまうのかな

どこまでもずっと 見渡せる晴れた日は
たまに自分のこと 見失いそうで

透き通った風に くじけながら僕は
遠い日曜日を待つ

君と交わす言葉の短さに 後味の悪さを感じてる
時間と距離と優しさどれか一つ選ぶのなら 何が一番大切なの?

ウソみたいな空 雲一つも無くて
君の形を思い出したいのに

晴れわたる五月に 負けそうになるけど
君との日曜日を待つ

どこまでもずっと見渡せる晴れた日は
たまに自分のこと 見失いそうで

ウソみたいな空 雲一つも無くて
君の形を思い出したいのに

晴れわたる五月に 負けそうになるけど
君との日曜日を待つ


11.僕はここにいる

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

ため息だけが 静寂に消えていった 帰り道
遠い空 ゆれている 街並

すべてに君の やさしい微笑みが 離れない
手をのばしても 届かない場所にいる

もっと君のこと知りたいよ
悲しみも ささやきも 全部見てみたい
苦しいよ 今度はいつ逢える

遅すぎた出会い 胸にかみしめている 痛いほど
気付いたら 夜は終りはじめてる

うまく君の名を呼べないよ
せつなくて むなしくて つぶされそうさ
わかるかい 僕はここにいる

むくわれない 束の間の夢ならば
せめて 偶然の時だけでも
はかない うたかたの恋ならば
せめて今 君の声だけでも

救われない 痛みだけの気持ちでいい
傷ついても それでかまわない
できるなら 今すぐ抱きしめたい
二人だけの 約束を交わしたい

むくわれない 束の間の夢ならば
せめて 偶然の時だけでも
はかない うたかたの恋ならば
せめて今 君の声だけでも


12.コイン

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

原色に塗られた街で ひとときのぬくもりが欲しくて
あやふやな触れあいの中に 信じられるものを見つけたくて

あてのない夜は 空を見上げて何を願うだろう
気づいたら君の名前を呼んでいる

胸のまん中に何もかかげず 手をかざす誓いも何もなく
一人ぼっちで歩いてると なぜか水辺にたどりついている

澄んだ水の底に沈んだコインは誰の願いだろう
気づいたら君の名前を呼んでいる

あてのない夜は空を見上げて何を願うだろう
気づいたら君の名前を呼んでいる


13.タイム

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

いにしえの石畳の道が
ほのかな明かりに照らされてる
悲しみに暮れる瞳のように

光が過ぎ去った空に
一人残された星よ
見えない明日に向かうため
本当の孤独を教えてほしい

ざわめきを背に臨む川面に
絶え間ない灯火がゆれてる
移りゆく日々を数えるように

眠らない街の中で
どこにも帰れない影よ
白いモルタルの壁に
恋人のように寄りそって欲しい

悲しみに暮れる瞳のように

はるか遠い海の上の
風をつかまえた鳥よ

光が過ぎ去った空に
一人残された星よ
見えない明日に向かうため
本当の孤独を教えてほしい


14.琥珀色の向い風

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

あの日買ってもらったばかりの自転車で
沈みかけた太陽を追いかけてた

夕飯の前 蜩の声
琥珀色の向い風

西日の森 水たまりの道
土手にのびる長い影は

気づいたらもう 居なくなってた

あの日仲良くなったばかりの友達と
親にも内緒の約束を探してた

落とさないように 落とさないように
両手ですくい上げてから

こわさないように こわさないように
ポケットにしまったものは

夕立ちの後に消えてしまった

時が経つにつれ悲しみを知り
もう戻ることない場所

あの頃の君とこれからの僕が
もう出会うことはない
琥珀色した風の中で


15.ベンジャミン

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

いつも僕はそうだった
君の素直さに憧れた
色づく季節に 心 動かされ
泣いている 惜しみなく

時が経つにつれて増えていく
世迷い言ばかり
何が歯止めをかけているの?
解き放て…

頭じゃわからないから
胃腸に負担がくる 毎度のこと
正直になるだけじゃ 愛せない
それだけは わかっている

弱さを認める それだけが
何故に今 難しいのか
僕は本気で笑ってますか?

幼い頃 夢つめこんだ
閉まりそうな扉 開いて…

時が経つにつれて増えていく
世迷い言ばかり
何が歯止めをかけているの?

猫が風のないベランダから
過ぎて行く 冬を見てる
僕は焦げたトーストかじって
君のいる 春を待つ

木漏れ日もらったベンジャミン
ゆっくりと 育て
伝えたいよ 精一杯
心から… 心から…


16.Passage

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

あこがれの場所までまだ遠く
長くわだちが続いてる
ときおり吹く砂まじりの風に
細い影が揺さぶられる

あの日の友の呼び声が
聞こえては消えてゆく

遠い昔に交わした約束を
心の隅に置いたまま
過ぎて行くありふれた日常の
ささいなことを気にしている

振り返って目をこらしても
ここからは遠すぎて

流れてく雲の途切れた先に
ずっと消えずあの星があるなら
その果てに夢を見続けること
僕はまだ出来るのだろうか

錆びついて誰も乗ることのない
車の横を通り過ぎる

いくつかの叶わぬ願いが
ぼんやりとなびいてる

いつかどこかで僕が疲れ果てて
一人立ち尽くしてしまった時に
何に思いをゆだねればいいのか
今は分からないけど

流れてく雲が途切れた先に
ずっと消えずあの星はあるから
その果てに夢を描き続けて
僕はまた歩き始める


17.ヌイチャイナ シンドローム


18.長男

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

僕は長男 長男は大変 一家の将来背負ってる
親戚付き合い 法事の接待 本家の存亡担ってる

この身にせまりくる しかるべき時よ
この手にからみつく しがらみの糸よ

なにはともあれ 長男は大変ね

お父さんも長男 お父さんも大変
みんなの安泰願ってる

逃れられない 戸籍上の魂よ
いつか夢に見た二世帯住宅よ

そんなこんなで父さんも大変ね

いっそどこか遠く 麗しの君と
世間尻目の 気ままな暮らしがしたい
知らず呼び合う 絆が 運命ならば
いずれこの身を 何に捧げればいい

なにはさておいて 僕は長男
長男の災難 時々長男はFeel So Blue


19.ガムシャラ バタフライ

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

Everyday またとりとめもなく幻像追って
誰もまだ見えない 桃源郷
Every time また高カロリーな願望抱いて
頭にはみだしてるコレステロール

これは俺じゃない そんなはずじゃない
それは君じゃない せとぎわガムシャラ バタフライ

グッバイ アディオス サヨナラ
エスケープ アミーゴ いちぬけた
グッバイ アディオス サヨナラ
エスケープ アミ-ゴ もうやめた

あれもこれもどれもそれもなにもかにも
欲しがってちゃ身がもたないね

Everyday またしょうこりもなく妄想追って
片目でのぞいてる 望遠鏡
Every night また何種類もの錠剤飲んで
せめて彼方の 竜宮城

それは君じゃない そんなはずじゃない
君はナオミじゃない どたんばガムシャラ バタフライ

グッバイ アディオス サヨナラ
エスケープ アミーゴ いちぬけた
グッバイ アディオス サヨナラ
エスケープ アミ-ゴ もうやめた

Everyday 誰にことわりもなく勝手にやって
一人でひらきなおる 洗面所

Every night また低カロリーな欲望持って
せめてあなたと 竜宮城

グッバイ アディオス サヨナラ
エスケープ アミーゴ いちぬけた
グッバイ アディオス サヨナラ
エスケープ アミ-ゴ もうやめた

あれやこれやどれやそれやなんやかんや
ゆわれたかて これしかないよ


20.月明かりに照らされて

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

月明かりに照らされて
ほほえむキミが 悲しすぎる
何を捨てれば このまま遠くへ行けるだろう

言葉をかわさないのは
はぐらかしてる訳じゃない
泣きたくない 二人 泣きたくない そうだろ?

これ以上 迷わない
もう 待たせないよ
キミと一緒じゃなきゃ
出来ないこと たくさんあるから

キミのためってどんなこと
オレのためってどんなこと
たったひとつでも さがしだせるなら 今すぐ

風の行方追いかけて
知らない国で やり直そう
どんな夜でも 手と手を離さない 誓うよ

これ以上 迷わない
もう 待たせないよ
キミと一緒じゃなきゃ
行けないとこ たくさんある


21.アイデンティティー クライシス ~思春期の終わり~

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

相当マメにこだわって開けたピアスの穴もふさがって
ここ最近なまけてて生え際の黒い髪がのぞいてる

僕らの違いは何?どこに向かって歩いてるの?
らちがあかない事がいつも二人の
明日を脅かしてる

肝心なところが見えてこないすぐにでも確信にふれたい
このままじゃ眠れそうにない見え透いた言い訳もうとましい

簡単な言葉じゃ物足りない単純なこと案外むずかしい
あと少しで手につかめそうなのに絶えずいいとこではぐらかされる夢

相当派手に決め込んで冗談のように夜を明かしたけど
ここ最近落ちついて浮かれるだけの誘いも気が進まない

君との違いは何?そしてどこまで近づけるの?
ぬぐい去れないわだかまりがゆっくり螺旋階段を登ってく

いくら探しても見つかんない欲しいものはそんなもんじゃない
こんな事じゃ納得できそうもないありふれた説明は聞きあきた

簡単な言葉じゃ物足りない単純なこと案外むずかしい
いつもその先が見てみたいのに絶えずいいとこではぐらかされる夢

僕らの違いは何?どこに向かって歩いてるの?
らちがあかないことがいつも二人の
明日を脅かしてる

肝心なところが見えてこないすぐにでも確信にふれたい
このままじゃ眠れそうにない見え透いた言い訳もうとましい

簡単な言葉じゃ物足りない単純なこと案外むずかしい
あと少しで手につかめそうなのに絶えずいいとこではぐらかされている

いくら探しても見つかんない欲しいものはこんなもんじゃない
こんな事じゃ納得できそうもないありふれた説明は聞きあきた

簡単な言葉じゃ物足りない単純なこと案外むずかしい
いつもその先が見てみたいのに絶えずいいとこではぐらかされる夢


22.Plastic Soul

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

生ぬるい情熱をグッと飲み干して
だらしない饒舌をもう黙らせたい

永遠なんていう言葉は
鼻につくから いっそのこと
安っぽいイミテーションでいい

※いずれ涙も枯れゆくなら
残された時の中で抱いて
せめて身体だけ溶け合うなら
汚れてもかまわない
抜け殻を焼き尽くして※

濡れた2人のシャツはもう脱ぎ捨てて
甘ったるいささやきなんかは聞きたくない

いくら綺麗な約束も
ウソになるなら 口づけで
いまわしいカルマをとめて

やがて痛みもなくなるから
まだ胸がうずくうちに抱いて
深く深く感じられるなら
汚れてもかまわない
悲しみを焼き尽くして

ゆずれない互いの性が
ジャマになるなら
いっそのこと
暗い暗い海の中で

(※くり返し)

痛みもなくなるから
まだ胸がうずくうちに抱いて
深く深く感じられるなら
汚れてもかまわない
悲しみを焼き尽くして

lalalalala…


23.明日の風

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

哀しい夢で寝不足気味の僕がいる 鏡の中
失くした言葉 思い出せずに朝は過ぎてく

優しさの意味 はきちがえて
いくつもの季節をやりすごしてた

ありったけのこの声を届けて欲しい君のとこへ
悲しみを残したまま僕らは次の場所へもう踏み出してる
明日に向かう風が街を通り過ぎて
少しずつ変わってけばいい
いつの日かこの痛みが眠りにつければいい

あれからいろんな事考えてみたけど 僕なりに
あこがれだけで生きていくほどもう無邪気でいられない

刻みつづける 時の中で
それぞれの願いがふるえている

ありったけの君の声を聞かせて欲しい今すぐに
ずっと先を見つめてても
今はまだ想い出と呼べそうにないから

ありったけのこの声を届けて欲しい君のとこへ
悲しみを残したまま僕らは次の場所へもう踏み出してる
明日に向かう風が街を吹きぬけてく
振り返ればあの道から
あの日の2人が僕らを見送ってる